公開日:2024/04/09

最終更新日:2024/04/11

冷却水の「水質管理」による省エネ、コスト削減!

産業の発展とともに増加しているエネルギーと「水」の消費。
CO2排出削減や燃料価格高騰による収益悪化への対策、また、資源の効率的、適切な利用による環境負荷低減への取り組みは、製造現場で重要な課題となっています。
今回は「水」にフォーカスして、成形現場での問題や省エネ対策をご紹介いたします。

成形工場における、水の大量消費と水質悪化問題

成形工場では、成形機や金型の冷却、温調に「水」が不可欠です。
その冷却水を循環利用するために、「クーリングタワー(冷却塔)」が使用されるケースが多いですが、全ての水が循環し、再利用できるわけではなく、その仕組み上、蒸発などで損失する分の水を、絶えず補給する必要があります。
補給する水の量は、100冷却トン使用の場合、年間でなんと25mプール18杯分になります。

画像提供:(株)カンネツ


また、クーリングタワーの使用を続けていると、その構造や仕組みから、循環水の水質悪化が発生します。

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循環水の水質悪化を防止、軽減する為には、定期清掃やメンテナンスが欠かせませんが、非常に多くの工数がかかります。
また、クーリングタワーから排出される廃水は、周囲の環境に配慮して適切な処理をする必要があります。

水質悪化が招く、損失の発生と対処コスト

水質の悪化は、クーリングタワーの能力低下や配管へのスケール付着、サビの発生を引き起こし、消費電力量の増加や周辺機器(チラー、温調器など)の故障にもつながるほか、金型水管へのスケール付着やサビ発生は、流量の低下による冷却効率の低下を招き、成形不良が発生します。

画像提供:(株)カンネツ


こうして発生した不良品は、原材料、および成形するのに使用した電力等の無駄となり、非常に大きなエネルギーロスとなります。
また、成形不良増加による生産性の低下などは、目に見える形になって気づくまでに時間がかかる為、問題に気づいた時には多くの対処が必要な状態となっており、コスト負担も大きくなります。

基本対策から徹底対策まで!『スマートクールシステム』

こうした成形工場の水まわりの問題解決、コスト削減策としてご提案するのが、『スマートクールシステム』です。
対策ポイントに応じ、さまざまな機器やシステムを組み合わせたソリューションをご提供します。

画像提供:(株)カンネツ


POINT1 水質悪化の基本対策
①供給水の不純物除去と循環水の水質維持  「アクアユニット」
②循環水に防錆薬品を添加してサビを防ぐ  「バイサビクリーン」

POINT2 その他の水質悪化要因対策
③金型冷却周りの水質管理、冷温調を最適化 個別温度管理機器「クールリンク」「サーマルリンク」
④金型流量監視で冷却効率低下による成形不良を未然防止 「フローセンス」

POINT3 工場全体のシステム改善で省エネ効果を最大化する
⑤送水管理システム 「ポンプタンクユニット」
⑥クーリングタワーを使わない省エネ冷却システム  「モジュールチラー」「ラジエーターユニット」
⑦工場の隅から隅まで安定送水を実現する  「TOPPS配管」
⑧工場内のエネルギー消費を可視化するモニタリングシステム 「ComPass」

また、これらのソリューションによる、省エネ・コスト削減の試算データが下記となります。

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先ずは現場調査から、お気軽にお問合せください

想定環境での試算ですので、実際の皆様の成形工場にどこまで当てはまるかは分かりませんが、成形環境の安定に伴う不良の削減やメンテナンス工数の削減などにより、大きな導入効果が見込めます。
お客様環境の調査(水質分析など)を実施した上で、ご予算やご要件に合わせたご提案をいたします。
どうぞお気軽にお問合せ下さい。

株式会社カンネツ お問い合わせフォーム
https://www.kannetsu.co.jp/contact/

【参考動画】
水・熱・空気・環境の最適化『スマートクールシステム』
https://www.youtube.com/watch?v=wKytuX_SQRE

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山口 琢也

<所属>株式会社カンネツ CS本部 営業推進課
<専門分野>広報、情報システム担当
生産現場での課題を解決するために、当社機器やシステムがどのように貢献できるのか、わかりやすい情報発信を目指しています。