公開日:2024/04/25

最終更新日:2024/04/24

減量と再生利用による廃棄物削減提案、マクニカ 「メルトキング®」

製造業における廃棄物処理は、環境保護や法的規制にかかわる課題だけでなく、ビジネスの持続可能性にも直結する重要なテーマです。本記事では、廃棄物処理における課題や、製造業が廃棄物削減に取り組むメリット・廃棄物の削減方法について紹介します。

廃棄物処理における課題

環境省から公開された「令和4年度事業 産業廃棄物排出・処理状況調査報告書 令和3年度速報値」では、令和3年度における産業廃棄物の全国排出量は約370,568千トン、そのうちの8,693千トン(2.3%)が最終処分されていることが示されています。

環境省.「令和4年度事業 産業廃棄物排出・処理状況調査報告書 令和3年度速報値」,出典_2024.4.22. https://www.env.go.jp/content/000123320.pdf


これら廃棄物の運搬・処理には大量の燃料が使用されており、CO2などの温室効果ガスを発生させる原因となっています。持続可能な社会を実現する上で、各企業で排出される廃棄物を削減することが重要課題となっています。

画像提供:株式会社マクニカ

製造業の廃棄物削減メリットと削減方法

廃棄物削減の取り組みは、環境への負荷を軽減し、持続可能な社会の実現に貢献するだけでなく、廃棄物処理コストの削減、廃棄物の活用によるエネルギー費用の削減、企業の持続可能性や従業員の環境意識の向上、企業イメージの向上など、多くのメリットがあります。

また、製造業では製品の生産に伴い、燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類など様々な種類の産業廃棄物が大量に発生します。これらの産業廃棄物は、適切に処理を行うことで新たな資源・エネルギーとして活用できる可能性を秘めています。

製造業や工場における廃棄物の削減方法について紹介します。

◆廃棄物の削減方法
1:プロセスの最適化による発生抑制(リデュース Reduce)
生産プロセスの最適化により廃棄物の発生量を削減できます。食品工場であれば、生産ラインの改良や原料の選定、包装の最適化により、食品残渣やパッケージなどの廃棄物を最小限に抑えることが重要です。

2:製品の再使用促進(リユース Reuse)
まだ使用できる製品を再使用することで、廃棄物の削減が可能です。使用済み製品をそのままリユース品・中古品として売却する他、過去に製造した製品から部品等を取り出し、新たな製品を製造する「リマニュファクチャリング」も有効です。

3:廃棄物の再生利用・自社活用(リサイクル Recycle)
廃棄物を再生利用・再資源化し、新たな資源・エネルギーとして自社で活用することで、廃棄物の削減が可能です。廃棄物を固形燃料化して活用する、廃プラスチックを油化・気化し、再生油やガスとして再利用する、食品残渣などの有機廃棄物をリサイクルして、たい肥やバイオガスなどの副産物として再利用するなど、廃棄物から価値を創出する取り組みが重要です。

廃棄物を最大50分の1まで減量する!「メルトキング®」

廃棄物の再生利用・自社活用に有効なソリューションの一例として、マクニカのごみ乾燥減量装置「メルトキング® powered by MACNICA」(以下、メルトキング)をご紹介します。

メルトキングは、廃棄物を高温で間接加熱し、攪拌しながら乾燥させることにより、滅菌・減量をする装置です。これにより廃棄物の容量を1/5~1/50まで減らすことが可能になります。
乾燥したあとは、匂いも抑えられるため、食品廃棄物であれば肥料や飼料の原料として利用したり、固形燃料にすることで、再生エネルギーとしての利用も可能となります。

また、メルトキングにはAIエッジコンピューターが搭載されており、クラウド上で日々の廃棄物処理量の把握や、CO2削減量の可視化が可能です。
メルトキングで廃棄物を自社処理・再生利用することで、廃棄物の処理コストを抑え、運搬や処理に使用されていた燃料や、CO2排出量を大幅に削減、環境への負荷を軽減し、持続可能な社会の実現に貢献します。

特に、汚泥や食品残渣など水分量の多い廃棄物は、メルトキングで処理することで大幅な減量・減容が見込めます。食品残渣が多く排出される食品加工工場やリゾート施設の他、水分の多い感染性廃棄物を安全に処理することができるため、病院、介護施設などでも使用されています。

画像提供:株式会社マクニカ

マクニカのサーキュラーエコノミー事業

製造業の廃棄物処理は、環境保護とビジネスの持続可能性を同時に考える重要な課題です。
プロセスの最適化による発生抑制や製品の再使用促進、廃棄物の再生利用・自社活用などの取り組みを通じて、廃棄物の削減に積極的に取り組むことが求められます。これらの取り組みは環境への貢献だけでなく、企業の競争力にもつながります。

マクニカの「資源循環マネジメント」が展開する各種ソリューションでは、資源循環を通じて持続可能なビジネスモデルを構築し、お客様の廃棄物処理コストの削減や企業イメージ向上に貢献します。
今回ご紹介したメルトキングの他にも、お客様のニーズに合わせて様々な機器、サービスの提案が可能ですので、ぜひご相談ください。

お問い合わせ

profile

株式会社マクニカ

<所属>イノベーション戦略事業本部 サーキュラーエコノミービジネス部
<専門分野>循環型社会を実現し地球の豊かな環境を次世代につなぐため、多様なソリューションでお客様の脱炭素化の取り組みを支援します。
<紹介文>https://www.macnica.co.jp/business/energy/