公開日:2023/09/21

最終更新日:2023/09/21

捨てているお湯から、熱を新たに
流下液膜式熱回収装置「リカロ+」

工場や施設で出ている温排水をそのまま捨てていませんか?ただ捨てていた温排水も、実はお金にもエコにもなります。電力・燃料エネルギーが一切かからず温排水の熱回収・再利用が出来る「リカロ+」をご紹介します。

「リカロ+」とは?

「リカロ+」は、各種工場の温排水や高温の源泉などがもつ、熱エネルギーを回収する装置です。これまで、熱回収装置というと、ガスや空気の熱交換が一般的でしたが、「リカロ+」は、温排水とチラー排水に特化した、新しい概念の熱回収装置です。
2016年の販売開始から現在に至るまで、実に多くの工場や温浴施設などが導入しており、その効果を実感いただいております。

画像提供:㈱スイシン

「リカロ+」の導入メリット

熱回収装置リカロシリーズは、電力や燃料エネルギーを一切使用せず、今まで利用されず捨てられていた排温水から水の力を利用して熱を回収する装置です。
効率よく熱を回収し、再利用することにより、化石燃料の削減、地球温暖化防止に貢献します。リカロシリーズには以下の導入メリットがあります。

①:電力・燃料エネルギーは0。熱回収装置リカロシリーズは電気や燃料を使わず、水の力のみを使い、熱回収を実現します。
②:熱回収水のランニングコストは0。熱回収水は洗浄機やボイラーの補給水などにご利用いただけ、追加でランニングコストはかかりません。熱回収水の温度は、最高で投入した温水温度と同じにすることも可能です。
③:使用燃料の削減。熱回収水を洗浄機やボイラーの補給水などに使用することにより、燃料を削減できます。
④:高効率の熱回収を実現。流下液膜式熱回収方式で約70~80%の熱回収率を実現します。
⑤:使用燃料の削減により、CO2排出量を大幅に削減します。
⑥:抜群のメンテナンス性。内部がユニット式のため交換・洗浄も簡単。点検も目視で実施可能です。
⑦:排水に特化したデザイン。オープン構造で排水が詰まりにくく、熱交換部が汚れにくいデザインになっています。

画像提供:㈱スイシン

導入事例

株式会社ベジテック様の立川工場では、食品業界で利用されることの多い番重(ばんじゅう)の洗浄機に使用されたお湯が、そのまま捨てられていました。洗浄機の補給水を熱回収水として使用し、使用されたお湯から熱を回収することで、洗浄機の補給水を高い温度で補給することができ、燃料費の削減につながるため、リカロを導入いたしました。
49℃の温排水をリカロ上部へ投入し、リカロ内部を流れる補給水は、温排水から熱を回収し、入り口温度18℃の状態から、出口温度44℃まで昇温します。
これにより今まで18℃で補給されてきた補給水を44℃で補給することができるため、加熱用蒸気ボイラーの稼働時間が短くなり、27.6%の燃料費の削減につながりました。

長野県にある株式会社原田製麺様では、茹で麺機に使用されたお湯が、そのまま捨てられていました。茹で麺機の差し水を、熱回収水として使用し、使用されたお湯から熱を回収することで、差し水を高い温度で補給することができ、燃料費の削減につながるため、リカロを導入いたしました。
90℃の温排水を、茹で麺機のオーバーフロー口から、リカロ上部へ投入し、リカロ内部を流れる差し水は、温排水から熱を回収し、入り口温度16℃の状態から、出口温度78℃まで昇温します。
これにより加熱長期ボイラーの稼働時間が短くなり、年間およそ100万円のコスト削減を実現いたしました。排水温度や熱回収水温度により異なりますが、リカロシリーズは熱回収率70%から80%を実現しており、導入先の燃料費削減実績は20%から30%にもなります。

画像提供:㈱スイシン

チラー排水も熱回収可能

リカロシリーズは、本装置の中では一切エネルギーを使用しておりません。また温排水のみでなく、チラー水の熱回収も可能であり、プラント・食品関係・染色工場・車の部品製造工場など、様々な業種で活用できます。
現在使用されている燃料費・排温水・水道水等を調査し、本装置における削減効果を試算いたします。ご興味のある方は是非、お気軽にお問合せください。

記事制作協力:株式会社スイシン

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化学品専門商社:長瀬産業グループのメンバーを中心に構成。
専門領域であるプラスチックを基軸に、サステナビリティを実現するためのソリューションと、業界を横断した情報を展開する。