公開日:2024/01/18

最終更新日:2024/01/17

せん断発熱を抑えた、低温・高混練のプラスチック加工
「ブッス社 COMPEO(コンぺオ)」

プラスチックの溶融混練において「せん断発熱」は、製品の物性や品質を低下させてしまう原因となります。よく練りたいけど、せん断発熱で加工を中断せざるを得ない、スクリュー構成の見直しが必要・・・など、そのようなトラブルの未然防止手段の一つに、ブッス社の「COMPEO」があります。

持続可能な社会、環境配慮が必要とされる今

地球温暖化の主な原因とされている温室効果ガスの排出量を削減する、脱炭素への取り組みが世界共通認識になっています。
そうした情勢の中で、長年私たちの暮らしを支えてきた便利なプラスチックは、石油由来のプラスチックから植物由来のプラスチックへの切り替えや、生分解性プラスチックのといった、所謂「減プラ」の試みが進められ、プラスチックへの高濃度なバイオマス成分の配合が検討されています。
その品質を確立し保持するためには「低せん断発熱」で、且つ「高混練」という高レベルの加工が必要となりますが、「COMPEO」はこの相反する課題を解決する手段となり得ます。

ブッス社って何?COMPEOって何?

スイスに本社を持つブッス社は、プラスチック、アルミニウム、化学品、食品などの分野において、過剰な温度負荷やせん断発熱に敏感な材料に対して、最適な混練ソリューションを提供しています。

ブッス社は単軸スクリューの往復動を使ったユニークな連続混練押出機を世界で初めて導入し、「コ・ニーダー(Ko-Kneader)のブッス」として知られてます。
精度高い温度制御を必要とする、せん断発熱に敏感な材料を製造する顧客から長年にわたり、絶大な信頼を得ています。

そのブッス社が2018年にマルチ対応の新型連続混練機「COMPEO」を発表しました。COMPEOは、混練における局部発熱を理想的に抑えることが可能な、非常にユニークな構造とメカニズムにより、低温で高度な混練や分散を可能としました。
従来の連続混練機では、いずれも混練機内の狭い領域で強いせん断をかけて分散を図る構造であるのに対し、COMPEOはより広い領域で混練を行うことで、局部発熱を無くし、樹脂の熱劣化が抑えられます。具体的には、発熱による色相劣化、物性低下、コンタミ混入、これらの問題を吐出(処理速度)の低下を招くことなく、解決することが可能となっています。

画像提供:アルバファインテック㈱

アルバファインテック(株)って何?

アルバファインテック(株)は、1974年創業の茨城県にあるプラスチックコンパウンドメーカーです。リサイクル事業からスタートし、その後バージン材の着色を自社調色で対応するようになり、2000年には2軸押出機を導入し、着色加工のみならず、プラスチックコンパウンドも手がけるようになりました。2014年にはPP+PVDC複合樹脂の量産リサイクル技術を確立しました。2015年からはスーパーエンプラ対応型の押出機を導入し、本社工場において研究開発機能の拡大も行いました。

創業当初からmade in Japanの品質を目指し、基本物性測定も自社内で行えるようにし、品質管理にも力を入れています。
当社が今、目指していることは「地球への恩返し」です。豊かで快適な生活を支えてくれているプラスチック素材。プラスチックは私たちの生活の一部であり、欠かせない素材です。当社は、プラスチックの作り手として、地球環境負荷を減らし、サステナビリティ社会を意識したプラスチック加工メーカーとして、貢献できることは何か、今できることは何か、を常に探求してます。

画像提供:アルバファインテック㈱

明るい未来のために

地球環境を守り、地球へ恩返しするためには、今後、バイオマスプラスチックや生分解性プラスチックといった、加工が困難で、熱劣化しやすい素材を上手に加工できる技術が益々重要になってくると考えてます。
当社は、「COMPEO(コンぺオ)」の低せん断発熱コンパウンドがそのソリューションとなると考え、コンパウンド技術の研鑽に努めてます。
現在、COMPEO技術を提供できるのは、アジア地区では、アルバファインテック(株)だけです。
サステナブルなプラスチック素材の開発をお手伝いさせていただけることを願っております。
是非、お気軽にご連絡頂けますと幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
https://alba-ft.com/

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五島 亜依

<所属>アルバファインテック株式会社/営業部
<専門分野>プラスチックの着色、コンパウンド、バイオプラ、生分解性プラスチック、リサイクル材、再生材