公開日:2024/03/04

最終更新日:2024/03/01

プラスチック資源循環から生まれた建設資材(地面養生敷板)!

工事現場で地面養生(保護)に使用される敷板は、従来は鉄製でしたが、最近はプラスチック製への代替が進んでいます。弊社(株式会社ウッドプラスチックテクノロジー)の敷板「Wボード」は、2024年で発売10周年を迎えます。使用している原料はポストコンシューマーのポリエチレンであり、プラスチックの国内循環利用の点でも有効な手段です。

原料は紙パックラミネートのポリエチレン

「Wボード」 は、鳥取県、岡山県の自社工場で製造しています。原料となるポリエチレンは、使用済ストレッチフィルムと、紙パックラミネートをリサイクルしたものを使用しており、その紙パックラミネートは、スーパーマーケットの店頭などで回収している牛乳パックが由来です。

再生パルプ工場での、紙パックを水でほぐしてパルプを取り出す工程の中で、表面のラミネートフィルムは残渣として排出されますが、このフィルムには、パルプが混入して含水しており、マテリアルリサイクルが難しい素材です。
このため、サーマルリサイクル中心で利用されているのですが、弊社では元々、木質バイオマスとプラスチックを複合材料として使用する設備を有しており、パルプが混入した素材も問題なく使用することが可能です。

画像提供:株式会社ウッドプラスチックテクノロジー

国土交通省も認めた有効性

このように、従来はサーマルリサイクルとして焼却されていたプラスチックをマテリアルリサイクルすることで、二酸化炭素排出量が削減できます。
また、従来品の鉄製敷板「敷鉄板」は非常に重い製品であり、製造工程、運搬工程、敷設工程で大量の二酸化炭素を排出します。
プラスチック製の「Wボード」は、製品重量が軽いため、各工程での二酸化炭素排出量も大幅に削減できます。

国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」でも、有効性が認められた「VE評価」を受けており、全国の工事現場の他、スポーツイベントなどでも多く使われるようになりました。

国内トップの生産量

「Wボード」は、弊社の自社工場で、3000トンの大型プレス機で生産しています。大型プレス機を複数台所有しているのが強みでもあり、プラスチック製敷板としては、弊社が国内トップの生産量を誇ります。

最近では、軟質の敷板「フィットくん」の生産も始めました。「Wボード」よりも軟らかく、ゴムマットの代替として使用できる養生材が欲しいとのニーズに応えた製品で、ポストコンシューマー材のEVAを使用しております。
通常のゴムマットより48%軽く、又、硬さもあるため運搬しやすいというメリットがあります。

画像提供:株式会社ウッドプラスチックテクノロジー

プラスチック資源循環を拡大していきたい

養生敷板は、未だ鉄製が主流ですが、今後は、環境対応と施工性の点で優れるプラスチック製の需要拡大が見込まれています。
弊社も、リサイクルプラスチックの製品出口拡大、普及に、真摯に取り組んまいります。
弊社製品にご用命、ご興味のある方は、是非、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ

profile

中山東太

<所属>株式会社ウッドプラスチックテクノロジー
<専門分野>プラスチックリサイクル
リサイクルプラスチック製品を製造する株式会社ウッドプラスチックテクノロジーおよびグリーンプラ株式会社の代表取締役。今後、PPバンドの水平リサイクルを拡大すべく、新潟に新工場を立ち上げています。