公開日:2024/05/16

最終更新日:2024/05/15

お客様の手元に商品が「Matakul」体験を広げたい

「Matakul」(マタクル)は、アスクルの資源循環プラットフォームから生まれた、アスクルのプライベートブランド商品シリーズです。
回収した資源を再生して、次の製品へつなげる循環の取組みを、多くの方に一度で覚えてもらうために、使用済み商品が「また、戻って来る」ことをストレートに表現したブランド名にしました。

使用済みクリアホルダーが様々な商品に

2022年12月に発売した「Matakul」の第一シリーズは、使用済みクリアホルダーを原料にしたクリアホルダー、ボールペン、ペン立て、小物入れの4商品です。
「クリアホルダー」は、再生材料に由来して表面に多少の凹凸や黒点が付くことがわかりましたが、これをあえて『再生材料ならではの特徴や風合い』として、お客様にお伝えすることにしました。
「ボールペン」は、軸に関し100%再生プラスチックを原料とした製品化を実現。せっかく資源循環の取り組みから生まれた商品なので、本体のシールも軸と同じPP製にこだわり、全体でリサイクルしやすい設計にしています。
「ペン立て」、「小物入れ」は、回収した色付きのクリアホルダーを再生した再生樹脂特有のカラーを活かし、トレンドのアースカラーに仕上げました。色付きのクリアホルダーは溶かすと、その割合に関係なく再生ペレットは乳白がかった緑色になります。この色味を活かしたカラーと、再びリサイクルが可能な単一素材で作った点がこだわりです。

※ペン立ては現在、販売終了
画像提供:アスクル株式会社


そして、続くシリーズとして、2024年4月には使用済みクリアホルダーを原料とした、ポストコンシューマー材の再生プラスチックを50%配合したくず入れも発売。今後もMatakulシリーズの商品を拡大していきます。

画像提供:アスクル株式会社

資源循環に取り組む責任

近年、プラスチックごみの削減や資源の有効活用の動きが広がり、そのリサイクルに関する関心が高まっていますが、オフィス用品においては回収・リサイクルがあまり進んでおらず、特に全国の事業所から大量に排出される使用済みクリアホルダーは、廃棄するしかない状況でした。
アスクルは、事業所向け通販においてクリアホルダーの取扱いで高いシェアを占めてきたことから、「販売事業者としての責任」を果たすべく資源循環に着目し、2020年11月から環境省「脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業」での検証を経て本事業化に至りました。

画像提供:アスクル株式会社

優秀な再生素材としてのクリアホルダー

実際に資源循環に取り組んでみると、クリアホルダーは単一素材・ほぼ同一形状であることから、資源循環に適したプラスチック製品であることが確認できています。
品質の安定した再生材を製造できることが判った一方、プレコンシューマー材をつかった商品開発は様々な面でバージン材を使った商品開発とは異なる難しさがあることも明確になりました。

資源循環は、「回収」と「再製品化」のバランスを保ちながら規模を拡大していくことが重要です。
今後は、アスクルのプライベート商品だけではなく、様々な商材、部材に、このプラットフォームから生まれた再生ペレットを活用いただき、多くの循環を生み出していきたいと考えています。

画像提供:アスクル株式会社

資源循環に取り組みたいご提供者の思いを形に

2024年3月時点で、クリアホルダー資源循環にご参加いただいている事業所は、累計2,269事業所、回収したクリアホルダーの総量は181トンにのぼっています。
ご提供いただいたクリアホルダーの量は、「資源循環に取り組みたいけれど、提供先がない」、「自分たちが提供した資源から製造された商品を購入したい」という事業者の皆さまの思いの大きさでもあります。これをしっかりと受け止め、私たちの取り組みが、資源循環を世の中に拡大していく一助になればと考えています。

お問い合わせ

profile

小和田 有花

<所属>アスクル株式会社 コーポレート本部 コーポレートコミュニケーション

アスクルの資源循環Webサイト「アスクル資源循環プラットフォーム」もぜひご覧ください。
https://www.askul.co.jp/kaisya/shigen/