製品価値としての「容リサイクル性」

いち早く環境政策を推進してきた欧米では、プラスチック廃棄物のリサイクル政策も進んでいます。欧州では2030年1月以降、種類に応じて10%から35%までのリサイクル済みプラスチックの最低使用要件を設定すると発表されました。
プラスチック容器業界では、製造段階からリサイクル(分別、回収)しやすいデザインであるか、実際に各地域のリサイクル率はどうなっているか、といった点で商品を評価する組織があります。この組織での評価では、近赤外線で選別できない素材を使用しているだけでリサイクルに適さない商品として、評価のランクが落ちてしまいます。

黒色のプラスチックは選別が困難

近赤外線によるプラスチックの種類判別方法として、「FT-IR」(フーリエ変換赤外分工法)があります。近赤外線を試料に照射し、反射または透過した光量を測定するというもので、プラスチックは分子構造によってその光量が異なるため、種類が判別できるというしくみです。

外観や機能面で黒く着色したプラスチックは多く使われていますが、一般的な黒着色には「カーボンブラック」が使用されています。カーボンブラックは炭素の微粒子が主体で、着色力が高く、熱に安定的な顔料なのですが「赤外線を吸収し熱に変換する」という性能も持っています。そのため、カーボンブラックがで着色された黒色プラスチックは近赤外線式選別機械に通しても種類を検知する事が出来ません。 

資料提供:DIC株式会社

問題を解決できる黒顔料「Sicopal Black」

DIC社製「Sicopal Black」は、無機顔料で幅広いエンプラ樹脂に使用可能です。近赤外線を反射し、高い配合量でも信頼性のある樹脂選別を行なう事が可能です。
また、以下の特徴も併せ持ちます。

✅ 高い耐熱性、耐候性、耐光性
✅ 特徴的な近赤外線反射性能により、黒色・グレー色での遮熱を実現
✅ 他の顔料との組み合わせで色相をコントロールすることが可能
✅ FDA適合品(品番:K0098FK)も提供可能
           

資料提供:DIC株式会社

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私たちは、持続可能な社会に向けて、限りある資源を有効活用する「循環型社会」への転換を目指しています。循環型社会でのキーワードは「3R」:Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)です。プラスチック製品においても同様に、廃棄物排出の削減・分別収集・再資源化などの取り組みが進められおり、再資源化のためには、回収されたプラスチックの高度な選別が必要です。

DIC社製「Sicopal Black」は、今まで困難であった黒色プラスチックの選別を容易にし、循環型社会への貢献が期待されます。サンプルなどのご用命はこちらまでお願いします。