エンプラ樹脂では国内最大規模の生産量
弊社では、PC・PPS・PEEK・PEI樹脂のリサイクルペレットを製造しております。全国の樹脂加工企業様から、発生するプラスチック素材を有価で買取し、国内外さまざまな企業様に向けてペレット形状で販売をしております。
PC樹脂で800~900t/月、PPS樹脂で80~100t/月、PEEK樹脂で5t/年、PEI樹脂で20t/年ほど生産しており、この生産量は上記樹脂に於いては国内最大規模です。
来年は各業界、企業様の需要増の計画もあり、新工場の建設も予定しており、更なる取扱量のUP,スーパーエンプラに特化した企業へ成長することを目指しております。
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独自のブランドとして品質保証
最大の強みは、品質です。
各企業様より、発生するプラスチック端材などを回収し、単に粉砕してリペレットするのではなく、弊社独自のグレードとして確立するために、色目、物性保証を行なっておりますので、バージン材料の代替としてご使用いただけます。
例えば、生産ロット毎に色目や物性が違うという問題が起きないように、各グレードの各項目に代表値を設け、社内公差を規定しております。
その物性が確認できるように、各種試験設備を社内で保有し、各物性がお客様と取り交わした公差の範囲である事を確認した製品だけを供給させて頂きます。
そうすることで、長年にわたり国内の大手家電、文具、OA機器メーカー様にご採用を頂いております。そして現在は、高いハードルと感じていた自動車業界への供給も検討が進んでおります。
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CFP削減効果が期待できる
弊社では、リサイクルペレットを製造する際に発生するCFPのデータを、国内で初めてペレットメーカーとして算出しています。
再生PC樹脂「Rグレード」、再生PPS樹脂「RSグレード」は共に、0.37㎏/ CO2eqという数値です。
これは「一般社団法人サスティナブル経営推進機構(SuMPO)」様に算定頂き、対象のペレットはCFP(カーボンフットプリント)ラベルを取得しております。
この数値とラベルは、多くの企業様に「品質×コスト×供給量」に加え、第4の付加価値の指標としてご活用を頂いています。
日本の素材は日本の企業様へ
近頃では、発生元企業様のご要望に応じ、リサイクルペレット製造の際に着色材やガラス繊維、更には難燃剤を添加するなど、発生元様独自の専用グレードの開発にも取り組んでおります。
本当の意味でのリサイクルはここにあるかと思います。
今、プラスチック端材の取り扱いは業界の大きな課題です。
しかし残念ながら、大多数の日本で発生するプラスチック端材などの良質なリサイクル素材は、海外に流出してしまっているという現実があります。
そのような状況では、日本のリサイクルは進歩せず、諸外国のさまざまな規制を受け、日本企業の製品が海外市場で受け入れられなくなってしまいます。
各企業様がこの課題に対し真剣に取り組むことで、日本全体のCO2削減効果も高まるかと思います。微力ではありますが、弊社ではそのような企業様の課題解決のご提案をさせて頂くことで、日本の環境負荷を軽減する事を命題としております。