公開日:2024/02/09

最終更新日:2024/02/09

ABS樹脂のリーディングカンパニーとして、地球環境保全に貢献

「Materials Innovation 素材と技術で価値を提供しお客様に信頼されるテクノUMG」という企業理念に基づき事業を展開している、テクノUMG株式会社。ABS樹脂のリーディングカンパニーとして、持続可能な地球環境や社会の実現に貢献することを目指し、さまざまなソリューションを提供しています。

多様な高機能性樹脂を製造する素材メーカー

テクノポリマー社とUMG ABS社の合併により、2018年4月に誕生したテクノUMG株式会社。ABS樹脂・アロイ樹脂のグローバルカンパニーとして、高品質で競争力のある製品を、日本はもとより全世界に供給しています。

主なソリューションとしては、快適な空間をつくりだすきしみ音対策材「HUSHLLOY®」、高発色・高外観を実現しCO2とコストを削減する「VIVILLOY®」、めっき用高密着材料として環境負荷低減にも貢献する「PLATZON®」などを展開しています。

ABS樹脂を基盤とし、ABS樹脂にとらわれず多様な高機能性樹脂を製造するユニークな素材メーカーであることを強みに、高い製品開発力と生産体制を持ち合わせているのがテクノUMGの特徴です。

※HUSHLLOYⓇ、VIVILLOYⓇ、PLATZONⓇはテクノUMG株式会社の登録商標です。

きしみ音低減材料「HUSHLLOY®」

プラスチック製品の篏合部から発生する「きしみ音」や、可動部位の「こすれ音」を低減させて、主に自動車の快適な空間を実現する「HUSHLLOY®」。

通常は2つの材料を擦り合わせた際の摩擦振動(スティックスリップ現象)により、「キシキシ」というきしみ音が発生します。「HUSHLLOY®」は、既存のABS樹脂に独自開発した特殊ポリマーを配合することで、篏合部をなめらかに滑らせ、きしみ音を抑制する仕組みを採用しています。

また、長期間性能維持が可能なのも「HUSHLLOY®」の特徴です。きしみ音を防ぐため、一般的にはグリスの塗布や不織布の貼り付けといった対策がとられますが、「HUSHLLOY®」は練り込んであるので、それらの工程が不要となります。そのため費用削減・施工ミス軽減に加えて、長期性能維持が可能になり、安全で快適な運転環境の確保に貢献しています。

主な用途としては、自動車部品(インジケーター、エアコンリテーナー、カップホルダー、メーターハウジング等)、エレクトロニクス部品(デジタルビデオカメラ、ディスクトレイ、カーナビゲーション等)、日用品(ベッド、椅子等)と、多岐にわたります。

※HUSHLLOYⓇ、VIVILLOYⓇ、PLATZONⓇはテクノUMG株式会社の登録商標です。

画像提供:テクノUMG株式会社

塗装いらずの高発色高耐候樹脂「VIVILLOY®」

次に紹介するのが、自動車部材の塗装レス化・リサイクル促進を目指す「VIVILLOY®」。無塗装でも高発色を実現し、塗装工程を省きCO2とコストを削減。さらに、発色性に加え、耐候性、成形性、耐傷性の高いバランスが取れた樹脂になります。

その主な特徴の1つ目は、鮮やかな色調を長期間保持できること。独自のASA重合技術により、鮮やかな色を発色および塗装工程の削減を可能にしています。また、塗装レスにより長時間にわたり高発色を維持できるため、コストやCO2の削減に寄与します。

2つ目の特徴は、優れた耐摩耗性。PMMAとのアロイ化により優れた耐摩耗性を発現し、高光沢の部品にも使用でき、柔らかい布で拭いても傷が目立ちません。そのため、幅広い用途に展開が可能です。

3つ目の特徴は、良好な成形性です。独自の配合技術により、流動性を上げることでデザインの自由度を高めることができ、優れた成形性から大型部品の成形も対応可能です。

これらの特性から、二輪、家電、化粧品容器、音響機械、農耕機具などに使用されている「VIVILLOY®」。環境負荷を低減する製品の開発から、地球環境保全にも貢献しています。

※HUSHLLOYⓇ、VIVILLOYⓇ、PLATZONⓇはテクノUMG株式会社の登録商標です。

材料1㎏当たり換算GHG排出量


※日本の平均したエネルギー原単位を使用した結果です。
※絶対値ではなく地域のエネルギー原単位など前提条件により変動します。

画像提供:テクノUMG株式会社

2050年、脱炭素化社会に向けた取り組み

今回ご紹介した製品やソリューションをはじめ、テクノUMGはカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを推進しています。

脱炭素社会移行への要請は、日増しに大きくなり、その対応スピードも加速しています。気候変動対策はマイルストーンを設定し、同社の全部門、全世代の社員が一丸となって取り組む課題と考えています。生産時排出CO2削減のために、燃料転換、再生可能エネルギー利用を検討するなど、2050年カーボンニュートラルの実現を目指したプロジェクトを数多く推進しています。

記事制作協力:テクノUMG株式会社

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plaplat編集部

化学品専門商社:長瀬産業グループのメンバーを中心に構成。
専門領域であるプラスチックを基軸に、サステナビリティを実現するためのソリューションと、業界を横断した情報を展開する。