公開日:2024/06/06

最終更新日:2024/06/07

カードゲームを使ったサステナ教育とは?実際のワークショップの様子をレポート!

Codo Advisory では、企業様向けのサステナビリティ教育として、Climate Fresk(みんなの気候教育)と、Biodiversity Collage(みんなの生物多様性教育)を展開しています。環境課題の自分事化の第一歩として、新人教育から経営層研修まで幅広くご利用いただいています。今回は、実際に行われるオープンワークショップの様子を、レポート形式でお伝えいたします。

様々な業界の企業が参加するオープンワークショップ

「Climate Fresk」と「Biodiversity Collage」は、どちらもカードゲームを用いたワークショップです。 詳しくはこちらの記事をご確認ください。
サステナビリティの基礎理解から、施策検討まで ~カードゲーム型ワークショップのすすめ~

2023年には、計3回のオープンワークショップを開催し、コンサルティング業界、自動車部品業界、教育業界、保険業界、運輸・エネルギー業界、自治体など、毎回様々な業界のみなさんにご参加いただきました。

ワークショップでは、最初にアイスブレイクを行った後、ファシリテーターによる簡単なルール説明が実施されます。

■Climate Fresk / Biodiversity Collageのルール
・ 気候変動もしくは生物多様性に関する事象が描かれた約40枚のカードを使用する
ステップが1~5に分かれており、各回で約6~8枚のカードが配布される
・ 参加者はチームで協力しながら配布されたカードを原因・結果の関係になるように並べる
※ Biodiversity Collageは、最初に「エコシステムゲーム」を実施し、『わかるようでわからない』生態系について理解を深めていただきます。

ワークショップの様子

カードゲームのポイントは、チーム全員でディスカッションし、協力することです。
Climate Fresk、Biodiversity Collageには、カードの並べ方の例はありますが、「正解」にたどり着くことが目的ではありません。
むしろ、フレスク、コラージュという名前の由来の通り、『みんなでカードを組み合わせてオリジナルの作品をつくる!』という状態を目指すことが重要です。
チームメンバーと協力してカードの繋がりを見つけるというプロセスを経ることで、気候変動や生物多様崩壊という世界規模の課題を、自分事として腹落ちさせていくことができると考えています。

さて、前置きが長くなりました。 実際はこのようにカードを並べていきます。 初対面ということもあり、最初はみなさん様子を伺いながらも・・・無事に最初のカードを並び終えたようですね。


ステップ1、2は皆さんの緊張感が伝わってきます。

ステップが終わるごとに、デブリーフィングを行います。 並べられたカード同士の繋がりを全員で改めて確認します。また、ファシリテーターからポイントが説明されるため、気候変動・生物多様性に関する知識をしっかりと身につけることができます。


自信がなくても大丈夫です!チームメンバーや、ファシリテーターのサポートを受けながら、皆さんデブリーフィングに挑戦してくださいます。

終盤になるとチームの結束力の高まりが感じられます。議論も活発になり、多数のカードが着実に並べられていく様は圧巻です。


ステップ4、5になると議論が白熱してきます。

ついに、全てのカードが並びました!90分に渡るカードゲームが終わるとひと段落です。 カードを並び終えた後は、より記憶に残すためにデコレーションを行い、タイトルを考えます。 それぞれの個性が際立ってきました。


タイトルの例:毎回参加者の考えたタイトルを見るのがファシリテーターの楽しみのひとつです。 ▶


◀ デコレーションの例:個性豊かな作品が次々と出来上がります。

最後は、カードゲームが終わった時点での感情・感想をシェアし、これからのアクションを考えます。 複雑に絡み合う気候変動・生物多様性崩壊の大きな問題と、対策を行う重要性を感じた直後なので、何ができるのか、何をすべきか、みなさん真剣な表情でアクション案を書き出してくださいます。


最も重要なアクション検討、アイディア共有の際は全員がじっと耳を傾けます。 ▶


◀ 皆さんからいただいたアクションの例


画像提供:Codo Advisory 株式会社

導き出されたアクションアイデアを深堀り

■ Climate Fresk から出たアイデアの例:郵便物再配達の減少、Eco教育でマインド醸成、グリーン調達 等
■ Biodiversity Collage から出たアイデアの例:地産地消の推進、加熱しない製造工程の開発、様々なイニシアティブへの参加 等


ここまででおよそ3時間。 長いようで、あっという間というのが、多くの方からいただくご感想です!

時間がある場合は、自社のサステナビリティに関する取り組みや、課題感を共有いただくための交流の時間を設けさせていただきます。

ユニークな事例として、「希少種保護活動として社内でどんぐりの苗を育てているが、従業員に興味を持ってもらうにはどうすればいいか」とご相談をいただいたところ、他の参加者の方が「毎年の新入社員に水やりなどのお世話を担当してもらうことで、全社的に生物多様性への愛着が自然と醸成されるのでは?」とアドバイスをされる場面がありました。
環境取り組みの推進や、その基盤となる社員への理解浸透は業界を超えた共通課題です。 オープンワークショップでは業界横断の交流ができますので、ぜひ、ご意見交換やネットワーキング拡大の場としてもご活用ください!

※ 社内教育として企業内で実施いただく場合は、「チームごとにアイディアを深堀り」、「自社のサステナビリティ目標と対応させたアイディアを検討」といった時間を組み込むことも可能です。

今年はあと3回開催します、皆様も是非!

いかがでしょうか!? 毎回参加者の方々から、『やりがいがある』『おもしろい』『サステナビリティ取り組みの重要性が腹落ちした』といったお声をいただくことが多いワークショップです。
是非皆様にも体験いただけますと、ファシリテータとして嬉しく思います。

尚、Codo Advisoryでは、今年はあと3回(6月、9月、12月)、オープンワークショップの開催を予定しております。※詳細は下記リンクをご参照ください。
お一人様から気軽にご参加いただけますので、ご興味を持っていただけましたら、この機会をご活用ください。

★詳細・お申込みはこちら:https://codo.jp/workshop-open-session-schedule-jp/

お問い合わせ

profile

野田 英恵(のだ はなえ) 

<所属>Codo Advisory 株式会社 https://codo.jp/
<専門分野>脱炭素関連全般(移行計画策定、GHG算定、情報開示、ブティックコンサルなど)
<紹介文>Codo Advisory では、Climate Fresk、Biodiversity Collageを日本語・英語・フランス語でサービス提供を実施しています。お問い合わせはこちらへ【 https://codo.jp/?page_id=1862