ファッションの中の「サステナ」

今回訪問した「第3回サステナブルファッションEXPO(4/6~4/7@東京ビックサイト)」では、「エコ」「エシカル」「アップサイクル」を盛り込んだトレンド製品の展示が多数行なわれていました。
申し遅れましたが私、plaplat編集部の「岡部」と申します。 EXPO主催のRX JAPAN様より報道の腕章をいただき、取材に行って参りましたので是非ご一読ください!

さて会場に入りますと、さすがにファッションイベントとあって、欧米の新興ブランドや、アジアのローカルブランドまでさまざまな企業が出展されていて、その中に「サステナブルファッション」の一角が設けられていました。
一見するとオシャレなアイテムが普通に展示されているように見えますが、出展者の方にお話を聞くと、さまざまなサステナブルな工夫があって、見た目だけでなくそのコンセプトや成り立ちにも、カッコよさやカワイイを感じてしまいました。『この靴、実はリンゴの搾りカスからできてるんだ』なんてことを周囲にお話したら、同じように共感してもらえる気がします。

色とりどりのサステナアイテムたち

EXPOでは、さまざまなサステナブルで素敵なファッションアイテムに出会うことができました。今回はその中から、いくつかをご紹介差し上げたいと思います。

最初に、株式会社三栄コーポレーション 服飾雑貨事業部様が提供する、おもちゃから生まれた腕時計「YOT WATCH」と、自動車のシートベルトやエアバックをアップサイクルした「AIRPAQ」です。
「YOT WATCH」には、使われなくなったおもちゃを回収し、それをマテリアルリサイクルして部品が作られているそうで、カラーバリエーション・サイズが多種多様で、親子や家族でリンクコーデも可能となっているそうです。
「AIRPAQ」は、車のシートベルトやエアバッグをそのまま使用してアップサイクルを行なっており、デザイン性を加え、もとの部品の素材感も楽しめるオシャレなバックとなっております。

株式会社三栄コーポレーション 服飾雑貨事業部様 展示ブース



続いて、株式会社エー・ディー様が提供する、FRPに代わる水性環境樹脂の「R_CESH」です。
FRPの造形物は、ガラス繊維に熱硬化性樹脂を含侵させてつくられ、最終的に産業廃棄物として処分されますが、「R_CESH」はガラス繊維を天然繊維に代え、熱硬化性樹脂を水性樹脂に代えることにより、産業廃棄物として処分するのではなく、リサイクル可能なものづくりが可能となっているそうです。
「R_CESH」に、企業から排出された廃棄物(鉄紛、卵殻、貝粉、粉砕衣料、コーヒー豆粉、木粉、陶器粉、コピー用紙粉、牛乳パック粉等)を混ぜ合わせ、企業のSDGsへの取組みを情報発信する造形物として制作されております。

株式会社エー・ディー様 展示ブース



次に、株式会社KOBEL様が提供する、「再生原料100%ハンガー」や植物生まれの「バイオマスハンガー」です。
再生原料100%ハンガーは、生産工程から生まれる廃プラスチックを回収し、粉砕の後に再ペレット化したものを、再度成形工程を経ることによって再生されたものになります。プレコンシューマー品の再生原料を再利用しているため、品質が高く、安定しているという特徴があります。
植物生まれのバイオマスハンガーは、非可食植物由来のPLAを約30%含みCO₂を約25%抑制できているそうです。また原材料、製品共にバイオマスプラマークを取得しております。

株式会社KOBEL様 展示ブース



最後に、CHEYENNERICH LIFESTYLE様のフルーツと植物から作られる「VEGANスニーカー」と海洋ゴミから生まれるリサイクルスニーカーです。
フルーツと植物から作られるVEGANスニーカーは、パイナップルやグレープなどのフルーツの廃棄物などから作られる「植物由来のヴィーガンレザー」とリサイクル素材ですべて構成されたスニーカーや、海洋廃棄物となっているペットボトルと漁網を自ら回収し、自ら糸や素材までを製造し、すべての工程を自主管理下で行なう、トレーサビリティを重視したスニーカーとなっております。

CHEYENNERICH LIFESTYLE様 展示ブース

素材を巡るストーリーを製品価値に

今回はほんの一部のみのご紹介となりましたが、ここではとても紹介しきれない、サステナアイテムや企業の取り組みが盛りだくさんのEXPOでした。
自然をビジネスフィールドとされる事業者のオーシャンバウンドプラスチックの採用事例などを拝見し、「ファッション」において素材は、必要な機能とともに、その素材のもつ「ストーリー」が求められていることを感じ、サステナ素材の出口のヒントを得られた気がしました。もう少し調べて、今後サステナソリューションで発信させていただきますので、是非そちらもご覧いただけたら幸いです!
これからも宜しくお願い致します。