ご挨拶、いざ会場へ

申し遅れましたが私、plaplat編集部の「Tom」と申します。昨年からプラスチック業界におけるカーボンニュートラルに向けたビジネス開発を担当し、勉強と体験の毎日を過ごしております。

サステナを学んでいこうとされている方、改善への課題感を持っているもなかなかその手段が見つからないという方々も含めて、同じ想いを持った皆様と共に、カーボンニュートラルに代表されるサステナブルな社会の構築を目指して、どんどん行動して行きたいと思います!

特に注目したソリューションを一部ご紹介

お陰様で既に30社以上の企業様から参画表明をいただいているplaplat。このEXPOでも新たなソリューションを生み出せる仲間との出会いや、学びを得るべく会場に向かいました。
このEXPOにはなんと1,200社相当の企業様が出展されており、開始時刻から見学に来られる方々で賑わいを見せていました。
事前に登録したQRコードを提示していざ会場へ。案内板にはぎっしりと参加企業様のお名前が連なっています。これを全部回るには、確かに開催期間フルの3日間ぐらいかかるかも知れませんね。
素晴らしいソリューションと多数出会いましたが、今回はいくつかに絞ってご紹介差し上げたいと思います。

まずは、株式会社マクニカ サーキュラーエコノミービジネス部様が提案する複数のサステナビリティソリューション。私が特に注目したのは「輻射式冷暖房システム」と「遮熱塗料」です。
輻射式冷暖房システムは、輻射熱によってモノや人に直接作用するためエネルギー効率が高く、対流式の空調設備(エアコンやファンヒーターなど)と比較して、CO2排出量・電力消費量を10~50%削減することが可能だそうです。
また、遮熱塗料はエアコンの室外機に塗布するだけで10~15%のエネルギー改善が見込まれるそうです。

続いて、株式会社コバヤシ精密工業様が、自社工場の設備毎稼働電力を測定する為に開発した「ENIMAS」。こちらの製品は、工業用機械やエアコンなどに取り付ける「電流計測機」で、各機器の電源コードに取り付けるだけで電力使用量・CO2排出量・機械の稼働状態を計測でき、分かりやすくダッシュボード化された画面を、PCやスマートフォンで確認できます。
自社のCO2排出量全体を把握した後は、削減に向けてどの設備が電気をどれだけ使用しているか、どの時間帯に電気使用量が上がるのかを数値的に把握することが必要となります。「ENIMAS」はそれが簡単に行なえ、且つ分かりやすくCO2に換算してくれる機能を持っています。

最後に、CO2の算定・可視化から、サステナビリティレポートの作成支援・SBT/CDP/TCFD等対応支援まで、広範囲にソリューションを提供する「株式会社ゼロボード」様の、「zeroboard」ブースも賑わっていました。
ここでは常時セミナーも開催されていて、「なぜ可視化が必要なのか」と言う背景や、初歩的なGHGプロトコルの考え方、今後の目指す世界が紹介されていました。「zeroboard」は、1社での算定・可視化の先にある「サプライチェーン全域でのCO2排出量削減」を、ユーザー同士をつなぎ、実現することを目指しているとのことです。

とても紹介しきれない、見所あるソリューションの数々

今回は、一部を紹介させていただきましたが、他にも「使用済印刷物をその場で再生紙化する新技術」や、「CO2をオフセットするクレジット」など、魅力的なソリューションが多数あり、私の鞄はパンフレットで膨れ上がってしまいました。
紹介させて頂いた企業様や、今回紹介しきれなかったソリューションについても、後日詳細をサステナソリューションに掲載させていただき、皆様へおつなぎしていきたいと思っています。

次回は皆様も是非!

大変盛況だった第2回脱炭素EXPO。次の第3回脱炭素経営EXPO[秋]は、2023年9月13日(水)~15日(金)幕張メッセにて、また関西では、2023年11月15日(水)~17日(金)インテックス大阪で開催されます。
参加予定様のブース確定状況が見えるボードには既に成約済が多数。。。これは次回も期待できそうですね。

今後plaplatの輪も、どんどん拡げていければ嬉しいです。それではまた、Tomよりサステナ情報を発信させていただきます。
これからも宜しくお願い致します。