サステナ意識の高い色々な人々

今回イベントの場所は札幌ドーム!入場した瞬間に親子連れの方々で溢れ、楽しい休日を過ごす温かい雰囲気に包まれています。
初日だけで7万人の方が来られたそうです。

まず、目に入って来たのは日本ハム株式会社さんのブースです。お馴染みのシャウエッセンのパッケージ、いつの間にか上部の包装がカットされていたんですね。
何とこれで年間248tの減プラを実現されたそうです。感動したのはこれを断髪式のように愉快に表現され、その横で脱炭素をキーワードにしたストラックアウトでお子さんたちが遊んでいる空気感です!
脱炭素を明るくイメージ化して、子供たちに伝えていく工夫に感心しました。

次に目に留まったのは、株式会社映画の空気さんが行なっているSDGsゼロカーボン上映会の紹介。
こちらの会社さんは移動可能な太陽光発電設備と蓄電池、更にはエアーで設置できる屋外用スクリーンを屈指し、環境関連映画の上映会やイベントを行なっているそうです。
確かにイベントを行なうとそこでエネルギーを使い、環境悪化を招いてしまいます。
ゼロカーボンでイベントを行うその究極の姿勢に脱帽いたしました。いつかplaplatとの共同イベントが開催できればと思っています。

まだまだあります。先日ENIMASのレポートを頂いたPromJapanさんが「脱炭素チャレンジ」と言う新たな取り組みを始めていらっしゃいました。
中小企業の方々が「脱炭素で繋がり、次の世代から選ばれる企業集団になる」と言う趣旨の元、2025年までに1000社を目指して母集団を形成する構想だそうです。
今後の広がりが期待されます。

その他にも、風力発電の紹介や学生さんたちが主導する実行型のサステナ企画、SDGsファッションショー等、世の中では色んな事が始まっているのだと感動を覚えてしまいました。

北海道ならではの気候対策と課題

北海道ならではのブースとして、もう一つご紹介したいと思います。

北海道庁さんの「第42回全国豊かな海づくり大会北海道実行委員会」のブースにあった「漁網の再生」と「ブルーカーボン」に関する展示です。
これは「北海道ぎょれん」さんが手掛ける企画とのことですが、こんな課題と可能性があるのだと見入ってしまいした。

使い終わった廃網は再生がとても大変だそうです。ここでは複数の樹脂素材で構成される漁網のナイロン部のみを手作業で解体し、その後、切断、洗浄、裁断、樹脂化そして製品化までの工程が説明されていました。
「複数素材を単一に分解する必要がある」そして「塩分を除去する必要がある」これが大きな課題の様です。何か他にも解決策がないのか、これから私も考えて行きたいと思います。

もう一つがブルーカーボンに関する紹介でした。植林によるカーボンクレジットはよく耳にしますが、海の中で海藻を育成してCO2を固定化する動きがあることを知りませんでした。
ブルーカーボンの方が陸上の植物による吸収よりも10倍近く大きいとの見解もあるそうですが、正確な吸収量や運用の仕組など、これから調査したり決めたりすべきことが多数あるそうです。
昆布で有名な北海道ならではの、大々的な取り組みが期待されます。食べて良し、固定化して良しならば、この取り組みが大きく広がっていくかも知れませんね。

今後はブルーカーボンについてplaplat編集部にて更に調査レポートを上げて行きたいと思います。

地道な活動の大切さを改めて知る

今回、この市民活動的なイベントを見て感じた事は、カーボンニュートラルは生活そのものだということです。

これまでの自分を振り返ると、カーボンニュートラルをビジネス的に捉えがち過ぎてはいなかったか、と少し反省してしまいました。
活発な活動をされる皆様のお姿を見て、私も身近な所からチャレンジして行こうという気持ちになりました。

今後もソリューションのみならず、そんな街中の活動についてもレポートしていければ幸いです。

profile

Tom

<所属>長瀬産業株式会社 ポリマーグローバルアカウント事業部
<得意領域>工場運営、工程改善

<略歴>工業部品メーカーで工場経営に携わり、2022年より長瀬産業で「製造現場の脱炭素」に向けて活動中