公開日:2023/05/29

最終更新日:2023/08/04

「サーキュラーメーカー」への変革を目指す
グンゼのサステナビリティ事業

アパレルで有名なグンゼですが、食品包装などで使われるプラスチックフィルム事業を手掛けているのをご存じでしたでしょうか?今回は、そのグンゼのプラスチック事業が進めるサステナビリティの方向性をご紹介します。

グンゼのプラスチックフィルム事業

グンゼはアパレルだけではなく、様々な種類のプラスチックフィルムを製造しています。身近なものではカット野菜などに使われる防曇OPPフィルム、飲料やトイレタリー用品などに使用される収縮フィルム、ハムやソーセージなどの畜肉加工品に使われるナイロンフィルム、また工業用途に使用される多層シートや多層チューブなども製造しています。
※詳細はグンゼホームページ参照:https://www.gunze.co.jp/plastic/

グンゼが目指すサステナビリティの方針とは?

以前のコラムでも取り上げた通り、日本ではプラ新法も施行され、より一層、循環型社会の形成が求められる今、グンゼはそのプラスチック資源循環社会の実現に貢献する「サーキュラーメーカー」への転換を掲げています。まずは2024年に自社工場のプラごみをゼロにし、2027年にはアメリカ・ベトナムの海外拠点のプラごみをゼロに、2030年にはグンゼグループ全体でのプラごみゼロの達成を目標としています。また同時に数々のリサイクル製品の開発・上市も進め、2030年には「サーキュラーメーカー」への変革を目指しています。

サーキュラーファクトリー®化計画

2030年にサーキュラーメーカーへの変革を目指すグンゼは、生産工場を資源循環型・環境配慮型に転換する「サーキュラーファクトリー®化計画」を立てており、2023年4月に基幹工場である滋賀県守山市の工場敷地に新製造棟を増築しました。「サーキュラーファクトリー®」は従来の「Take(資源を採掘して)」「Make(作って)」「Waste(捨てる)」という直線型システムのなかで活用されることなく「廃棄」されていた製品や原材料などを新たな「資源」と捉え、廃棄物を出すことなく資源を循環させる工場の仕組みです。「サーキュラーファクトリー®」では地下水や太陽光などの再生可能エネルギーを活用することでCO2発生量を低減させながら、プラスチックシート屑、フィルム屑などの生産屑を再原料化し、循環させて有効活用し、ごみとして工場外へ排出しないごみゼロ化への取り組みを進めています。
ナイロンやPETなどの異種多層フィルムは分離・再生が難しいのですが、グンゼは異種分離技術を開発し、自社の異種多層フィルムを回収し、再生可能にするリサイクルセンターを2026年までに設置し、100%循環型原料の製品化を実現させていきます。将来的には、海外拠点、グループ会社にも守山工場で培った技術を活用し、グンゼグループ全体でプラごみゼロの達成を目指しています。
グンゼの「サーキュラーファクトリー®」については、こちらの動画でも紹介していますので、是非ご覧ください。

リサイクル収縮フィルム

グンゼは2022年12月末に日本、アメリカ、ベトナム3拠点、世界同時でリサイクル収縮フィルムを発売しました。この製品は使用済みペットボトル由来のリサイクルPETを80%使用し、製品全体30%のリサイクルフィルムを実現しています。リサイクル収縮フィルムの第二弾として、2024年には製品全体の50%をリサイクルに、2030年には第三弾として製品全体100%のリサイクルフィルムの販売を予定しています。

画像提供:グンゼ㈱


グンゼはまず自社で発生するプラごみをゼロにし、将来的には日本だけではなく海外工場も全てサーキュラーファクトリーにし、ユーザー様と共に循環型モデルを構築するサーキュラーメーカーへの展開を目指しています。グンゼ製品やグンゼのサステナビリティの取り組みにご興味のある方は是非お気軽にお問合せ下さい。

またグンゼプラスチックカンパニー公式Youtubeではプラスチックパッケージの基礎情報から技術情報までご提供していますので、ご興味のある方は是非こちらもご覧ください。グンゼ プラスチックチャンネル【公式】

記事制作協力:グンゼ㈱

お問い合わせ

profile

plaplat編集部

化学品専門商社:長瀬産業グループのメンバーを中心に構成。
専門領域であるプラスチックを基軸に、サステナビリティを実現するためのソリューションと、業界を横断した情報を展開する。