公開日:2024/03/27

最終更新日:2024/03/25

大学生211名が、4日間で琵琶湖一周清掃しました

2024年3月7日〜10日、近畿圏を中心とした大学生211人が、琵琶湖一周清掃活動を行ないました。大量生産・大量消費・大量廃棄という社会のあり方自体を変えていくために、琵琶湖一周清掃活動を通じて「ゼロウェイスト」の理念を社会に少しずつ広めていくことを目標とした活動です。

活動概要

「なぜ、ゼロウェイストの考え方に基づいて活動を行なうのか?」、「なぜ、琵琶湖一周清掃を行うのか?」については、前回の記事をご参照ください。
https://nagase.plaplat.com/sustainable_solution/trend/ivusa/

参加した211名の大学生たちは、琵琶湖の西岸121名・東岸90名に分かれての清掃活動となりました。

1日目/長浜市/高島市
2日目/米原市・彦根市/高島市・大津市
3日目/彦根市・近江八幡市・野洲市・守山市/草津市・大津市
最終日/野洲市・守山市・大津市

画像提供:NPO法人国際ボランティア学生協会

清掃活動と活動中のゼロウェイストの実践

このイベントでは、1日平均で10数km歩くことが事前にわかっていたので、活動中に筋肉痛で歩けなくなることを防ぐために、直前の約2ヶ月間は長距離を歩ける身体づくりをしていました。
そのため、長距離歩き続けることは、そこまで苦ではありませんでしたが、活動3日目は疲労と吹雪の中での清掃だったため、かなり大変な活動でした。

そんな中、「先日、皆さんの活動が取り上げられたテレビの放送を見ました!応援しています!」と地域の方から声を掛けていただき、自分たちの活動が意味のあるものだと感じ乗り切ることができました。

また、今回の活動ではゼロウェイストの理念である、「ごみを出さない清掃活動」というコンセプトに基づき、
① ヘチマたわし
② バイオマスの養生テープ
③ マイボトル
④ 竹製のお弁当容器
⑤ 環境負荷の少ないごみ袋
⑥ 使い捨てカイロの再利用
の6つを利用し、清掃活動中に私たち自身が排出してしまうごみの削減、特に使い捨てプラスチックの削減に取り組みました。

この実践の過程で、普段の活動中に「どの種類のごみを」、「どれだけ出してしまっているのか」を把握することができました。また、普段使っているプラスチック製品の便利さを再認識すると同時に、それらが環境に与える影響にも目を向けることができました。

画像提供:NPO法人国際ボランティア学生協会

成果と所感

4日間の活動の成果
※ごみの総量:可燃ごみ 約680kg、不燃ごみ 約350kg

【1日目】
■高島市
 可燃ごみ/23袋 ・ 不燃ごみ/6袋
■長浜市
 可燃ごみ/100袋 ・ 不燃ごみ/43袋
【2日目】
■高島市・大津市
 可燃ごみ/33袋 ・ 不燃ごみ/16袋
■米原市・彦根市
 可燃ごみ/110袋 ・ 不燃ごみ/46袋
【3日目】
■草津市・大津市
 可燃ごみ/44袋 ・ 不燃ごみ/7袋
■彦根市・近江八幡市・野洲市・守山市
 可燃ごみ/55袋 ・ 不燃ごみ/20袋
【4日目】
■大津市
 可燃ごみ/15袋 ・ 不燃ごみ/2袋
■野洲市・守山市
 可燃ごみ/19袋 ・ 不燃ごみ/10袋

市ごとのごみの回収量ではないことや、作業人数や作業時間が全て同じではないので、大雑把な比較しかできませんが、長浜市が1つの市で最もごみの量が多く、次いで米原市・彦根市が多い結果となりました。
琵琶湖の北東にごみが集中している明確な理由はわかりませんが、仮説として「風向きの影響で北東の湖岸にごみが漂着しやすいため」、「南側の方が湖岸へのアクセスがしやすく、それに比例して清掃ボランティアの回収や人数が多くなっているため」などが考えられます。

画像提供:NPO法人国際ボランティア学生協会

活動を終えて、これからに向けて

当協会では、これまで「拾う心より捨てない心」をコンセプトに約30年間、日本全国の様々な地域で清掃活動を行なってきました。
しかし、ごみ拾いはあくまで最後の対処療法であり、ごみを拾うだけでは決してこの問題は解決しないということを、4日間の活動を通して改めて再認識しました。
また、この現状を変えていくためには、私たち大学生だけでなく、社会全体で積極的な行動を起こす必要があると考えます。

今回の活動で得た成果は非常に小さいかもしれませんが、今後もごみ問題と向き合い、根本から変えていくために、今回の活動で取り組んだことを今後も継続し、「ゼロウェイスト」の理念をもっと広く社会に発信していき、より持続可能な未来を目指して活動して参ります。

画像提供:NPO法人国際ボランティア学生協会

お問い合わせ

profile

吉坂 亮吾

<所属>NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)/同志社大学3年
<専門分野>生命医科学部 医情報学科 超音波エレクトロニクス・生体計測研究室
NPO法人国際ボランティア学生協会の琵琶湖一周清掃活動(実施予定:3/7~10)のプロジェクトマネージャー