現状のサプライチェーン

現状のサプライチェーンには、思いつくだけでもデッドストック・納期調整・物流問題・BCP・GHG等の、さまざまな問題が世界各地で山積しています。そして、これらの課題は主に取引時に表面化し、後手の対応をせざるを得ない状況となっています。

デッドストックの発生や毎日の納期調整などの実務で発生する課題に対して、解決のためにはネガティブな業務が必要となり、時として心の健康を害するほどの負荷となっています。
BCPやGHGに関してはサプライチェーン全体での正確な把握が必要ですが、把握するためには多くの企業の協力が必要です。しかし現状は、協力体制が構築できているとは言えない状況です。

このようにサプライチェーンには、多くの企業と課題が存在しているので、ありたい姿になるためには正確に「課題」と「課題の原因」を把握することが必要となります。

経産省_「サプライチェーンデータ共有・連携WG報告資料」P.32_2023.3.20,出典_2023.4.19
https://www.meti.go.jp/shingikai/external_economy/global_supply_chain/pdf/006_05_00.pdf

サプライチェーンにおける課題の3つの原因

さまざまな課題をカテゴライズすると、大きくはミクロな視点からの課題(デッドストックなどの実務課題)と、マクロな視点からの課題(BCP、GHGなど)の2つに分類されます。
この章ではミクロな課題について整理していきます。これまで多くの方との会話から、ミクロな課題の原因として、3つの原因が浮かび上がってきました。

① 情報伝達のタイムラグ
製造業は巨大かつ長いサプライチェーンで支えられている業種ですので、OEMの生産数が変わった際の変更情報が末端サプライヤーに届くまでには時間がかかる。

② 情報が不正確
サプライチェーンは「壮大な伝言ゲーム」で成り立っています。商習慣としてラインストップが最大の悪となっており、それを避けるために、途中で発注担当者の恣意的な数量操作が入ってしまいます。

③ 担当者頼みの発注管理
発注業務はチームで同じような作業を行なっているにも関わらず、担当者毎に在庫管理表が異なっている場合が多く、担当者頼みの再現性の低い管理になってしまっています。特に引継ぎ時や急な担当者の休暇の際に、チームが混乱してしまう要因となります。

ではどうすればあるべき姿に近づけるでしょうか。

画像提供:LEAN PATH株式会社

どうすればあるべき姿になれるのか

企業間でやり取りしている情報をデータ連携し、それを自社のデータと融合することであるべき姿に近づけると考えています。
前章の3つの原因からわかることは、古くて不正確な情報をもとに担当者の「KKD(勘・経験・度胸)」で発注する必要があるという現状です。
私はこれを下記のように改善していきたいと思っています。
□ 古くて不正確 → 最新で確か
□ KKD(勘・経験・度胸)→ 論理的

最新で確かな情報を生成するには「企業間でデータ連携を行なう」ことが必要で、論理的な発注にするには「受領データと自社データを合わせたデータ活用」が必要です。
例えば内示情報を企業間でデータ連携を行なうと、
■ 商社では、在庫数量を勘案した発注数量を自動生成し、仕入先へ内示連絡ができます。
■ 製造業では、BOMと不良率から必要な材料を自動計算し、仕入先へ内示連絡することができます。
論理的な計算がされた内示が迅速に伝わることで、不要な発注や納期調整を行なう回数の削減が期待できます。特に輸入在庫品について高い効果が期待できます。
また、内示をデータ連携することで実際のサプライチェーンの全容がわかり、BCPに役立つ情報を生成することができます。

画像提供:LEAN PATH株式会社

LEAN PATHの提供価値

サプライチェーンの情報伝達のあり方は上述の通り、大いに改善できる可能性があります。

LEAN PATHは、「迅速なデータ連携による納期トラブルとデッドストック発生の削減」を提供価値として掲げています。
サプライチェーンの全体に存在する無駄を削減することで、サステナブルな世界の実現に貢献できるよう、日々システム開発を続け、サービス提供しています。

下記事項にご関心がある場合は、是非お気軽にお声掛けいただけますと幸いです。
☑ 毎月の内示転記作業の効率化
☑ 販売実績、入荷、在庫、内示の管理表の自動作成
☑ 複数書式内示を一つのファイルへまとめる
☑ AIR便手配の削減

内示管理画面イメージ
画像提供:LEAN PATH株式会社