公開日:2023/08/09

最終更新日:2024/01/17

効率と環境に配慮!
〜業務用で活躍するガスの種類と特徴〜

現代の社会において、エネルギーは我々の生活や産業活動に不可欠な存在です。その中でも、ガスは広範な用途において重要な役割を果たしています。天然ガス、液化石油ガス(LPG)、水素ガス、バイオガスなど、さまざまな種類のガスが存在し、それぞれ特性や利用方法に違いがあります。

本記事では、これらの主要なガスの種類と特性について詳しく紹介します。さらに、製造業へのガス利用の影響や持続可能なエネルギーへの取り組みについても触れていきます。ガスの役割と重要性を理解し、効果的な利用方法を模索することは、持続可能なエネルギー社会の構築に貢献する重要な一歩です。

ガスのメリットとデメリットを探る:環境と経済への影響を考える

ガスはエネルギー供給において重要な役割を果たしていますが、そのメリットとデメリットは注意が必要です。

ガスのメリットとしては、効率的な燃焼と高いエネルギー密度が挙げられます。これにより、発電や暖房など幅広い用途で効果的に利用できます。また、天然ガスや液化石油ガス(LPG)は比較的環境に優しいとされています。

一方で、ガスのデメリットも存在します。まず、ガスの採取や生産には地球環境への影響が伴います。さらに、ガスの燃焼による二酸化炭素の排出は地球温暖化の原因となり得ます。また、ガスの取引価格は変動しやすく、需要と供給のバランスによって価格が上下する可能性があります。

総合的に考えると、ガスの利用は効率的で環境に優しい選択肢ですが、その影響やリスクも念頭に置かなければなりません。持続可能なエネルギー戦略においては、ガスの利点を最大限に活かしつつ、環境負荷の最小化にも取り組む必要があります。

画像提供:ヤンマーエネルギーシステム㈱/経済産業省.2023年度のエネルギー需給構造「エネルギーミックス」,出典_2023.8.1
https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/slideshow_02.html

ガスの種類

✓「天然ガス:持続可能なエネルギーの地下資源」
天然ガスは地下に存在する天然のガスで、主成分はメタンです。地球の中に自然に蓄積されており、発電や暖房、産業プロセスなど多くの場面で利用されます。石炭や石油に比べて燃焼時の二酸化炭素の排出量が少なく、環境への負荷が少ないとされています。また、採掘や生産が比較的容易で、供給が安定しています。エネルギーの多様性と地球環境への配慮から、天然ガスは重要なエネルギー資源として注目されています。

✓「液化石油ガス(LPG):便利で多目的なエネルギー供給」
液化石油ガス(LPG)は、石油精製の際に得られるガスを液化したもので、主成分はプロパンやブタンです。特長は、取り扱いが簡単で便利なエネルギー供給源です。ボンベやタンクに液化された状態で入れて使用するため、持ち運びや設置が簡単です。調理用途や暖房、キャンプなど幅広い場面で使われ、手軽に使える点が魅力です。家庭やアウトドアでの利用に適しているため、身近なエネルギーとして重要です。

✓「水素ガス:クリーンで未来志向のエネルギー革命」
水素ガスは水を電気分解するなどで作られるクリーンなエネルギーです。特長は、持続可能性と高いエネルギー効率です。水素は再生可能な資源から作られ、燃焼時には水しか生成されません。燃料電池を用いた発電や水素自動車の燃料として利用され、二酸化炭素などの有害物質を排出しません。また、水素は非常にエネルギー密度が高く、効率的にエネルギーを供給できます。将来の持続可能なエネルギー源として期待されており、クリーンな未来を実現するための重要な技術となっています。

✓「バイオガス:廃棄物から生まれる環境に優しいエネルギー」
バイオガスは有機廃棄物やバイオマスから作られるエネルギーです。特長は、環境への貢献とリサイクルの循環です。バイオガスの主成分はメタンで、汚泥や食品残渣の発酵によって生成されます。これにより、廃棄物を有効活用し、再生可能なエネルギーを生み出します。バイオガスは発電や熱供給に利用され、再生エネルギーとされており、温室効果ガスの削減に貢献します。バイオガスは環境にやさしく、持続可能なエネルギーの一つとして注目されています。

ガスの脱炭素化:持続可能な未来への進化

ガスはエネルギー供給の重要な要素であり、脱炭素化の取り組みはますます重要性を増しています。メタネーション技術によって天然ガスを水素と二酸化炭素に変換し、カーボンキャプチャー技術でCO2を取り除くことが可能です。また、バイオガスは有機廃棄物の発酵から得られ、再生可能エネルギーとして利用されます。さらに、水素ガスはクリーンなエネルギー源として注目されており、燃料電池車や産業部門での利用が進んでいます。カーボンニュートラルガスの開発も進み、将来的にはCO2排出ゼロのガスが実現するかもしれません。ガスの脱炭素化は持続可能な未来への道を切り拓く重要な取り組みであり、エネルギー業界と環境保護の両立を実現するために積極的な取り組みが求められています。

画像提供:ヤンマーエネルギーシステム㈱/経済産業省.「2050年に向けたガス事業の在り方研究会 中間とりまとめ(案)」,出典_2023.8.1
https://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/2050_gas_jigyo/pdf/007_06_02.pdf


ガスの脱炭素化は、メタネーション、バイオガス、水素ガス、カーボンニュートラルガスなどの技術の進歩により、持続可能なエネルギーへの移行が進んでいます。ヤンマーエネルギーシステムでは、ガス空調やコージェネレーションなどの省エネ、バイオガス発電での再エネ両方を用いた環境に配慮したガス利用の取り組みを行っています。これにより、廃棄物の再利用やCO2の削減が実現され、クリーンなエネルギー供給が促進されています。ガスの脱炭素化は、エネルギー業界が持続可能な未来への道を切り拓くために不可欠な取り組みであり、私たちの地球環境を守るための重要な一歩です。詳細にお話しを聞きたい方はお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ

profile

石井 祐輔

<所属>ヤンマーエネルギーシステム株式会社
    カーボンニュートラル推進部

    https://www.yanmar.com/jp/energy/

<専門分野>脱炭素ソリューション

<紹介文>脱炭素実現のために省エネ・再エネのご提案をいたします。